中期の経営計画とは、将来的な外部環境の変化と内部環境の変化をを客観的に予測した上で、自社の方向性を示すものであり、あるべき姿を示したものです。
特に中小企業に起こりがちなのが、社会構造や市場環境の変化をこれまでの成功体験から独り善がりに予測し、また内部環境の変化についてもどうしても見通しを甘く認識してしまい、自社の客観的な立ち位置を把握出来ていないまま漠然と1年先程度の目標を設定する事を経営計画だと勘違いして経営を行ってしまう間違いを犯してしまう事です。
客観的に自社の立ち位置を把握して中長期的な経営計画を立てなければ、会社がどこに向かおうとしているのか分からず、人材も商品やサービスなどの資源も資金も有効活用出来ず、せんっかくの自社のリソースが分散してしまいます。
衰退していく企業に共通して見られる事として、これまでの成功体験からのみの独り善がりな思い込みでそれが未来も続くであろうとその場しのぎの経営に甘んじてしまったという事があります。
日本経済そのものが低成長に入った現在、マクロ的な社会トレンドから自社の市場環境を客観的に予測し、また自社の内部環境の変化についても的確に把握し直し、それらを踏まえた上で、自社のあるべき姿に向かって、経営課題を明らかにし、課題を解決するために経営資源をどのように有効活用するのか、中長期の経営計画とは、自社の方向性を示す「道しるべ」なのです。